演題募集

2025年の第1回日本搬送学会学術集会記念大会『すべての人が搬送で困らない社会の実現に向けて』では、搬送学とは何か、現状として何がどこまで実現できているのか、そして未来に向けて解決すべき課題は何かについて活発な議論が交わされました。搬送システムは、社会に根付き持続可能であることが求められます。同時に、その先には搬送によって救われる一人ひとりの生命と尊厳があることを、私たちは忘れてはなりません。

第2回日本搬送学会学術集会では、『搬送学の実装へ ~ 持続可能な搬送システム構築と生命の尊厳を問う』をテーマに、搬送学が社会に新たな価値を創出し、未来を切り拓く可能性を探求します。

皆様の日々の実践や研究成果を、ぜひご発表ください。皆様の演題一つひとつが、未来の搬送を変える一歩となるかもしれません。要望演題・一般演題には、本年度も優秀演題表彰を設けます。多数のご応募を心よりお待ちしております。

募集要項

登録期間

2026年8月9日(日)~2026年9月14日(月)17:00 締切

応募資格

演題は未発表の内容に限ります。発表にあたっては、筆頭演者は日本搬送学会の正会員であることが必須となります。
※ 応募段階で未入会でも演題登録は可能です。発表日までに必ず入会手続を済ませてください。

利益相反

利益相反の有無に関わらず、演題登録は可能です。発表時に開示してください。なお、企業のみに所属の方は、企業名を表示頂ければ自社企業の活動は申告・開示を要しません。(詳細は下記の「利益相反フローチャート」をご参照ください。)開示内容に誤りがあった場合、発表後でも演題削除となる可能性がありますので、適切な開示をお願いします。開示基準と開示要否については、下記資料をご参照ください。

開示すべき利益相反(COI)が無い場合、スライド上での表示は不要です。発表当日スライド登録時に申告書を提出頂くのみとなります。

【参考資料ダウンロード】

募集カテゴリー

演題の採否、発表日時、発表形式についてはプログラム委員会の査読を経て決定します。必ずしもご希望に沿えない場合がありますこと、ご了承ください。

登録要項

シンポジウム

第1回学術集会では「災害と搬送」について、幅広い観点から災害時の医療を支える搬送について意見交換を行い、課題抽出を試みた。南海トラフ大地震など、未曾有の大災害に備えてどのような搬送システムを整えていくべきか。日本搬送学会として取り組むべき方向性を探る。

現代の救急体制において,「搬送」はいのちをつなぎ、守るための不可欠な社会的インフラとして機能している。救急搬送や地域包括ケアに伴う転院・在宅搬送、さらには災害時の広域搬送など、つねに「迅速性」「安全性」そして「確実性」が課題となる。しかし私たちが日々「搬送」している対象は、単なる移動の客体としての「生命」や「身体」だけなのだろうか。その本質を問い直すときに浮かび上がるのは、搬送される一人ひとりが持つ「かけがえのないいのち」であり、その背後にあるそのひとの人生に基づく「生命の尊厳」である。

本シンポジウムでは、「搬送するのは何か」という原点に立ち返り、技術やシステムの効率化の議論を超え「生命の尊厳」という倫理的側面に光を当てたい。救急・臨床医療の現場、倫理、そして搬送業務に従事する実務者など、多角的な視点からシンポジストを迎え、議論を展開する。

119番通報から救急隊の現場到着まで10分以上を要し、病院収容までは45分以上を要す時代となった。増加する救急搬送に対して行政、消防、医療機関が一体となった地域ぐるみの取組みが各地でみられ、救急搬送患者に対して選定療養費を請求する取り組みも広く社会に知られるようになった。そして、消防機関の認定を得た民間搬送システムである患者等搬送事業者も認知されつつある。「すべての人が搬送で困らない社会の実現に向けて」、取り組むべき方向性を探る。

医療MaaS(Mobility as a Service)は、搬送学を社会へ実装するための重要な鍵を握る。人・モノ・情報をシームレスにつなぐ新たな搬送システムは、私たちの医療や暮らしをどのように変えていくのだろうか。本セッションでは、救急医療、地域医療、デジタル技術、モビリティ、行政や産業界など、多様な分野の知見を融合し、進化する医療MaaSの最前線と未来像を展望する。未来の「当たり前」をともに描き、搬送学の実装を加速させる契機としたい。

オペレーションズ・リサーチ(OR)は、「困難な課題を科学的に解決するための問題解決の学問」であり、人的資源や資材、予算、法的制約など、さまざまな制約が課される状況において効率的な意思決定を支援する。第1回学術集会では、ORと搬送学の関わりについて議論した。ORに基づく数理的なアプローチを搬送分野への実装に向けた展開するためにはどうしたらよいか。現状を知り、課題や方向性を探る。

ワークショップ

海洋に囲まれた島国である日本は、陸路で到達困難な地域が多くある。そして陸の孤島ともよばれる、陸路での到達が容易でない地域や、災害により分断され到達困難となる地域も想定される。第1回学術集会では「災害と搬送」についてのシンポジウム、そして「空路、海洋、鉄道」についてのワークショップが開かれた。その続編として、陸路で到達困難な災害へどう備えるか、現状と課題を探る。

医療分野へのドローン活用は日々実装へ近づいており、技術面・制度面の検討が進んでいる。またeVTOL(電動垂直離着陸機)やAAM(次世代空中モビリティ)と呼ばれる、いわゆる”空飛ぶクルマ”や、自動運転車は、近い将来、救急をはじめとした医療分野に不可欠なものとなっているかもしれない。本セッションでは、新しい搬送システムの最新情報を知ると共に、実装に向けた課題を探る。

日本の家屋はじめ、駅などの公共施設においても、階段搬送を余儀なくされる事例は少なくない。悪路狭隘路を経ないと搬送用車両に乗ることができないこともある。自力または少数の支援者で医療機関までの移動が困難な場合に搬送車両までの移動困難を理由とした救急要請も散見されるなか、有効な解決策はあるのだろうか。様々な工夫や知見をもとに、物理的な搬送困難への対策を探る。

交通の観点から医療アクセスが容易でない、社会的な搬送困難も少なくない。交通弱者(高齢者・障がい者などの移動制約者など)とも呼ばれる方々や、過疎地域における移動困難者など、社会的な搬送困難への対策を探る。

要望演題・一般演題

「搬送」にかかわる学術的な問題提起、研究、先進的な取組の報告など、幅広く募集する。

  1. 災害と搬送
  2. 救急における搬送困難事例と工夫
  3. 搬送にかかる制度的な問題と課題
  4. その他一般演題
スクロールできます
入力項目備考
演題名必須全角50文字以内
抄録本文必須全角800文字以内 (図表添付不可)
筆頭演者指名必須正会員に限る (発表までに入会手続き)
共同演者名10名まで登録可本学会入会を推奨
所属機関名必須
電話番号固定 or 携帯電話平時、連絡の取れる番号
携帯電話番号緊急連絡先当日、必ず連絡の取れる番号
FAX番号お持ちの場合平時、連絡の取れる番号
郵便番号・住所自宅 or 所属機関送付物が受け取れる住所等
E-mail自宅 or 所属機関5MB程度までの添付ファイルが受け取れるもの

演題登録例

  • 筆頭演者は、正会員に限ります。抄録を800字以内で作成してください。
  • 内容が広告的なもののみに留まる場合や未実施の計画や構想に留まる場合は、学術研究としての学術雑誌への掲載は認められておらず、採否は査読のうえ決定させて頂きます事、ご了承願います。

演題名

AED配備から10年 ~ ABC社が取り組む救命の連鎖

搬送 学 1)、救急 命 2),3)
1) ABC社 医療福祉営業グループ、2) A大学B学講座、3) C病院D科

緒言

「ABC社(架空)」は、●●県にて患者等搬送事業者の認証を受け、●台の車両を運用している。当社ではAEDを全車両へ搭載を開始して10年が経過した。

方法

2015年1月1日に当社の全車両にAEDを搭載し、以後2024年12月31日までの10年間に当社で実施した搬送を対象として事例を記録した。

結果

対象期間に実施した搬送は、10,000件あった。そのうち、AEDを使用した事例は5件あった。うち1件は心肺停止事例、他の4件は心電図モニターとして使用したものであった。心肺停止事例は70歳男性、自宅から透析医療機関までの定期送迎時の事例である。運転手1名と患者1名の状況で自宅から10分走行した時点で、突然苦しがった事に気付いた。運転手は安全な場所に停車し、患者に声掛けしたものの意識が無く、119番通報をした。呼吸は確認できたが、通信指令課員の助言もあり、AEDを装着。3分後、あえぎ呼吸となりすぐに、AEDから「ショックの適応です」とメッセージが流れた。運転手はショックボタンを押し、すぐに胸骨圧迫を開始した。まもなく救急隊が到着し、引き継いだ。当該患者は急性心筋梗塞と診断され、治療後に社会復帰された。

考察

当社ではAED導入以降、全社員に対して日本救急医学会認定BLSコース受講を義務付けている。先述の患者であった男性は現在、当社の参加するBLS講習にも自発的に協力頂いており、ビデオメッセージを毎回講習で流している。現在、地域の同業他社5社と共に、BLS講習受講促進、AED搭載の促進を進めている。

登録方法

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申し込み

下記の演題登録フォーム(Googleフォーム)よりお申し込みください。抄録もフォームにご入力いただきます。

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内容審査

演題の採否は、ご提出いただいた抄録内容に基づき、大会プログラム委員会が審査・決定いたします。

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修正依頼(必要な場合)

登録申請いただいた抄録の修正が必要な場合は、登録メールアドレス宛てに修正依頼メールをお送りします。 修正依頼を受けた登録者は、指示された内容を必ず修正し、指定期日までに再提出をお願いします。

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結果通知

2026年10月頃までに登録メールアドレス宛に演題の採否結果をお送りします。