
この度、2026年12月11日(金)12日(土)の2日間にわたり、「第2回 日本搬送学会学術集会」を愛知医科大学本館を会場として開催する運びとなりました。学会発足直後より多方面で注目を集めた本学会、さらに第1回学術集会・記念大会の成功を引き継ぐ形となり、光栄であるとともに重責を感じているところです。
日本の救急・災害医療は目覚ましい進歩を遂げてきておりますが、搬送というプロセスはこれまで十分な注目を集めてきませんでした。搬送は患者の生命や生活の質を守る根源的な社会インフラであるにもかかわらず、日本には「搬送」に特化した学術組織はありませんでした。
私たちは、日本の搬送環境を継続的に改善するためには、搬送に関わる全ての人や団体が課題を持ち寄り、自由に議論し、大胆に解決策を出し合い、エビデンスに基づいた綿密な政策として提言し、結果にコミットメントする組織が必要だと考え、2024年4月に日本搬送学会を設立しました。
2025年9月に本学名誉教授の野口宏先生を会長として開催された「第1回 日本搬送学会学術集会・記念大会」では、「搬送学」の定義について議論されました。そこで医学、災害学、理工学、法学、哲学、倫理学などの様々な領域からの搬送に関する課題が寄せられ、それらに対して多面的に議論することもできました。さて今回の第2回学術集会では、テーマを「搬送学の実装へ ―持続可能な搬送システム構築と生命の尊厳を問う」とし、搬送学の定義を基に、話し合われた課題に関しての政策提言などを経て今後解決すべく、より深く探求してゆきたいという思いを込めました。
会場の愛知医科大学は、大河ドラマで注目を集めている豊臣秀吉と徳川家康が一度だけ対決した長久手小牧の戦いで有名な長久手市に立地します。そしてジブリパークのある愛・地球博公園など、ご家族でゆっくり楽しめる場所もあり、通称「なごやめし」と言われる美食が楽しめる名古屋へのアクセスも良好です。是非学会後には長久手観光を楽しんでいただければと存じます。
皆様のご参加を教室員一同心よりお待ち申し上げております。
令和8年5月吉日
第2回日本搬送学会学術集会 会長
愛知医科大学医学部 救急集中治療医学講座 教授
愛知医科大学病院 高度救命救急センター長・副院長
渡邉 栄三